無くしてはいけないもの

平成22年 10月吉日 僕の、最後のお祭りが終わった。 毎年お祭りの時期は、どこにいても帰るように心がけてきたが、今年は病欠という最悪の結果となってしまった。 ここ遠州のお祭り「遠州中和泉 府八幡祭典」は、毎年10月の第一週に行われてきた。 祭典は、35歳までの世話係、45歳までの中老が中心となって行われる、そして今年が僕の45歳、最後のお祭りだった。 ただでさえ、同級生達が都会に出て行き地元を離れ、高齢化が進み・・・ それでも沢山の人たちが祭りに集まる。 盆暮れ正月よりも楽しいことが沢山なのである。 が病欠、しかも禁酒・禁煙でのお祭りは、最悪中の最悪であった。 来年からは、年寄りの仲間入りである。 そんなことは、どうでもいい様に思っていたが、やはりお祭りの決まりごとは年百年も続いており そして何よりも「ぶれない」のがすばらしい。

無くしてはいけないもの やぱっり、お囃子の音にひきつけられて沿道に出た。 驚いたことに、今年は沢山の人たちがいたぞ。 無くしてはいけないもの  秋のお祭りが終わると、いよいよ年の瀬の準備、45歳の中老たちは、世代交代し引退となる。 ばあちゃんの家に越してきて、楽しいことが見つかったのに非常に残念である。 無くしてはいけないもの  この法被も今年で終わり、来年からは 袖のリボンが黄色に変わり、祭典の第一線から退くことになる。 新調したした、ちょうちんに火を燈すことなく、お祭りが終わってしまった。 「ぶれのない」伝統と文化が、これからも続くことを心から願うが、そもそも昔の人たちは、「祭りが無くなる」なんて考えたこともなかっただろうに・・・ 平成22年、祭りが無くなることを心配しているのは、私だけだろうか??? だって、病欠でも日本に帰国した父親だか、その娘は祭りが終わった翌週に帰省した。 祭りの時期をはずして帰省した娘に落胆している父親への一言は「お見舞い」とのこと (ただ、その言葉とは裏腹に隣町の祭りに出かけた娘って一体・・・) 嬉しいような、悲しいような お後がよろしいようで by ニシメ



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