あの木は、いつからあるの? どうして「あの木」は切らないの? ひょうんなことから、ばぁーばの家に越してきた。 「聞いておけばよかった」 そんなことがもう二度とないように いろんなことを学んでおこう!! 発展途上国の援助を通じて 現地の人たちから学んだことを “ばぁーば”の故郷に役立てみよう!!!
昨夜は、砂嵐のジャララバードでした。 真っ暗な、砂漠地帯にビュービューと吹きつける砂嵐。 時々、なにか大きな音でも聞こえてくるものならドキドキものです。 (あんまり眠れなかったなぁ~
ニシメの職場には、掃除のおばちゃんが1人います。 まったく英語を話すことができず、おまけに字の読み書きができません。 そう、ニシメはそのおばちゃんとジェスチャーで会話をしているのです。 おばちゃんは、ニシメがパシュテゥーン語を知らないことなどお構いなしに とにかく話しかけてくれます。 ※日本にホームステイに来る外国人に対して日本のおばちゃんは英語など話さずに 「ほら、食べなさい」 「ねぇきれいでしょう、ねぇ欲しいでしょう、遠慮しないで、一個上げるわよ」 などと一方的に自分の価値観を押し付けてくるのに良く似ている。 宗教上の理由で、写真をブログに載せることを控えさせていただくが、 最新のデジタルカメラならば、こっそり写しても・・・ ここは、ジャララバードの人たちを大切にしないとね。 「チェ・バラーン」 「ハーガ、ハーガ、チェ・バラーン」 ったく、わかんないってーの!! おばちゃんが、ニシメの仕事部屋に入ってきて騒いでいる。 コンピューターを入力中などということはお構いなしなのである。 「バラーン・バラーン」 さらには、オウとかウワーとか、おそらくそれは単語ではなく 何か感情を表現しているのだろうか???? 仕方が無いので、仕事を中断しておばちゃんについていくことにした。 そこには、 「天の恵み、雨」があった。 一晩砂嵐と戦って、真っ白になっていた中庭のバラの花が ちゃんと赤く見えていた。 緑も、砂のかかった白ではなく、み・ど・り色をしていた。 おばちゃんは、ニシメを表に連れ出したことが まるで、鬼の首でも取ったように、 表で働いている職員に、なにやら叫んでいる。 「バラーン」 とは、雨のことだったのであった。 おばちゃん “タイサ・クール” この一言が、その後とんでもないことになってしまったのである。 “チェ・ワァオァラァ・ム” ご飯ですよ~の合図があった。 ニシメを庭に連れ出したおばちゃんは、恐ろしいほどニコニコ顔で 昼飯を持ってきてくれた それがこれだ↓ 磐田名物“おもろ” と言いたいところだが・・・ イスラム教のこの地域で豚足などがでるはずもない。 そう、 牛足カレー+ナン+かぶ&きゅうりのレモン汁 しかも、おばちゃん おそらく人生で最大の笑顔で、牛足の先にある爪を指差し 手で食べるまねをしている。 牛足の爪付は、とっても贅沢な食べ物なのだそうだ。 特に世の中の男性諸君には絶品の一品であると、あとでスタッフが教えてくれた。 さて、お味のほうはと言えば・・・ 味と言うよりは香りとでも言ったほうがいいのだろうか。 浜松動物園や富士サファリパークなどにいるキリンやシマウマなどの草食動物の香りがした。 せっかくおばちゃんがニコニコして運んできたのに、残念ながら完食することができなかった。 「クァー・クァー」 とニコニコして皿を下げに来たおばちゃんの表情にどこかさびしさが染み出ていた。 ゴメンネェおばちゃん <ニシメ、ここに来てとーっても大切なことに気がついたぞ> ゴメンなさい ってなんて言えばいいんだろう? 「アイ・アム・ソーリー」 ってのは英語であるが おばちゃんは、まったくと言って良いほど多言語を知らない。 「OK」ぐらいならと思う人もいるかもしれないが、 その返事も、「クァー・クァー」 いわゆる日本語でいう「ハイ・ハイ」(おばちゃん風に発音してください)である。 ぼちぼちご飯が食べたいなぁ~ いやー、日本語がまったくわからないのに日本に来て働いている外国人の気持ちがわかるジャララバード滞在である。 とにかく「ササニシキ」いや「コシヒカリ」 いや、米なら何でもよくなってきたぞ ザァ・シャム・チェ・「米」・ワァオァラァ・ム だれか、米と言うパシュテゥーン語を教えてくれ~ by ニシメ